最近、新型うつ病として注目されているディスチミアに関する情報です。ディスチミアと従来型のうつ病との違いなどディスチミアの最新情報です。
スポンサードリンク
最近「新型うつ病」という言葉が、メディアでも頻繁に取り上げられることが多くなってきました。 特にディスチミアという言葉も脚光を浴びています。 従来のうつ病がメランコリー親和型をはじめ、執着性格や強迫性格といった、いわゆるうつ病の病前性格を呈するのに対し、その他のうつ病は様々な性格を背景にしています。例えば、今までの診断(一般に、医師はDSM-IV と呼ばれる、米国精神医学会の診断マニュアルを用いることが多いのですが)によってはうつ病と診断されるものの、実際は仕事の時だけ具合が悪くなったり、旅行や趣味などの好きなことをやっているときは元気だったりするなど、「本当にうつ病なのか?」専門の医師でも悩んでしまうケースが出てきています。この不可解なうつ状態は医学的にはディスチミア(気分変調症)と呼ばれ、従来型のうつ病とは異なります。ディスチミアは若いころから発症することが多く、落ち込んでいるのは会社や家庭の環境のせいだと思い込む傾向があるため、「わがまま、自己中心的」といった印象でみられることもあります。ディスチミアの原因としては、幼少時から親に過保護に育てられ、自分らしさを抑圧されてきたことに起因する自己コミュニケーション障害とする説もあります。 従来のメランコリー親和型うつ病が中高年の成熟した大人に生じる身体的なな病気であるのに対して、ディスチミアは青年期の発達途上において生じる心理的 な病気という説も存在します。よって、従来のうつ病の治療として投薬等が有効であるのに対し、ディスチミアには薬はあまり効果的ではないとされています。
旅行や買い物のときは一時的に気分がよくなるが、仕事をしようとすると具合が悪くなる、典型的なディスチミアの症例です。 ディスチミアは投薬治療では回復しないとされています。また、よく言われる事ですが、メランコリアは自責の病であり、ディスチミアは他罰感情に根ざしているという表現が使われます。 つまり、ディスチミアの場合、多くは仕事熱心ではなく、秩序を否定、「やる気が出ない」といい、自分は悪くない、他人が悪いと周りを非難します。極端な話、従来のうつ患者に「がんばれ」は禁句でしたが、ディスチミアの場合は、「がんばれ」と励ましてもいいとさえ言われています。 ディスチミアはある意味、周囲の環境と自己のコミュニケーションについての、体からのサインと捉えるべきかもしれません。そこから脱するためには真の意味で、バランスの取れた環境をつくる必要があります。そして立ち止まって、どの方向に進むべきかゆっくり考えること。そういった意味からもディスチミアは成長期の症状で、本人の正しい意味での成長、学習が良い結果をもたらすと言えるのかもしれません。
スポンサードリンク